古本屋で働く私たちが備忘録代わりに読了本の書評をアップします。

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■新着エントリー
 ・07-23  ※総督とよばれた男
 ・07-23  ※明日の記憶
 ・07-23  ※偶然の祝福
 ・07-22  ※69 Sixty nine
 ・07-22  ※上と外 全6巻

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明日の記憶 明日の記憶
荻原 浩 (2004/10/20)
光文社
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<ぢぞうの書評>
若年性アルツハイマーを題材にした小説。些細なことが思い出せなくなり、次第に行き慣れた場所も分からなくなっていく恐怖。テーマがテーマなだけに、もちろん重く残酷で悲しい展開なのだが、ただ主人公を突き放して悲劇を描くだけではなく、そこに人の何気ない優しさや少しの明るさが散りばめられていて、著者の優しい視点が感じられる本。記憶を失うということは、自分でなくなるということ。自分でなくなるとは=生きている意味がない、ということなのか?自分がもし同じ立場に置かれたら、また家族がその立場になったら、この状況をどう受け入れどんな答えを出せるのだろう。

偶然の祝福 偶然の祝福
小川 洋子 (2004/01)
角川書店
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<ぢぞうの書評>
小説家の「私」が過去を振り返る、連作短編集。入院、弟の死、シングルマザー、犬の病気など全体的に暗い話が多いのだが、淡々と書かれていて湿った感じがしない。ふわふわと現実と虚構をさまよっているような小説。もう少し深いものが欲しかったかな。
総督と呼ばれた男 総督と呼ばれた男
佐々木 譲 (1997/06)
集英社
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<こぶたの書評>
昭南島に蘭ありやに引き続き戦前から戦後まもなくのシンガポール舞台の話。知っている地名や道路名が盛りだくさんで入りやすかった。昭南島〜にすこしリンクするところがありこれまた面白かった。最後が意味深な終わり方で読者各自に好きに解釈させてるのかなと思った。
69(sixty nine) 69(sixty nine)
村上 龍、梅沢 俊一 他 (2004/07/16)
集英社
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<お局様の書評>
サイケでヴィヴィッドな時代を過ごした村上龍氏の自伝的青春小説『69』を漫画化。’69年をイメージできないのと読むのが面倒くさいので漫画で読んでみました。人生を、青春を、熱く楽しんでいる主人公が羨ましく、懐かしい。イマドキの高校生にこんなに熱いヤツっているのかな?きっとあの時代だからこそ許された範囲でもあだろうし、自由があったんだろうな、、、。
上と外〈1〉素晴らしき休日 上と外〈1〉素晴らしき休日
恩田 陸 (2000/08)
幻冬舎
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<ぢぞうの書評>
様々なジャンルに挑戦している著者だけに、今回はどんな傾向なんだろうと思っていたら、予想外!少年少女の冒険成長小説だった。ついミステリーがあるのでは?と探してしまったから驚いたものの、うん、これはこれですっきりしていて面白い!新たな一面を見た感じ。最初から最後まで、次々起こる展開にハラハラドキドキ。途中ちょっと中だるみ感もあったけど、ラストまで読むと爽快な気分になった。映画化に向いている作品だと思う。